【感想・ネタバレ】「海賊とよばれた男」は熱い魂を持った人間味あふれる男、理想の上司。

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基本情報
監督*山崎 貴
原作*百田 尚樹
出演者
岡田 准一(国岡 鐵造)
吉岡 秀隆(東雲 忠司)
染谷 将太(長谷部 喜雄)
鈴木 亮平(武知 甲太郎)
野間口 徹(柏井 耕一)
ピエール瀧(藤本 壮平)
綾瀬 はるか(ユキ)
堤 真一(盛田 辰郎)
國村 隼(鳥川 卓巳)
小林 薫(甲賀 治作)

実在の人物出光興産の創業者をモデルにした作品。戦前・戦後と石炭が主流だった時代に、これからは石油が主力となっていくと先を見据え、様々な困難を部下たちに守られながら生き抜いてきた男の物語。

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ヒトを大事にする上司

時代背景や色んな問題が描かれていますが、私がこの映画から感じとったのは、主人公の国岡鐵造がいかに熱い人間で人望があったかということです。
よく経営で大切なのは「ヒト・モノ・カネ・情報」といい「ヒト」が最初に来るのは意味があるといいますが、まさにこの映画はそれを主軸にしているのではないかと思いました。
戦後焼野原だらけの日本で、ほとんどの会社は人員整理をしているのに、鐵造だけは社員に向かって「心配するな」と宣言し誰一人としてクビにはしません。
ピエール瀧演じる藤本壮平が、GHQの指示でラジオの修理をしてくれる会社を探していると鐵造のところに来たときも、壮平の汚れた靴を見て「苦労したんでしょう」と一言かけて、社員の反対を押し切って仕事を受けます。
もちろんラジオ修理がお金になると踏んだのは前提でしょうが、壮平を放っておけないと思ったのも理由の一つです。

元から鐵造の商店で働いていた人たちもそうですが、全く関係のない業種から鐵造の人柄に魅かれて転職してきた人達が鐵造の右腕となって働き実績を出します。
どんなに魅力的な人だったのだろうと想像がかきたてられました。

この人のために働きたい、と思いながら仕事ができるってとてもステキなことですね。
あぁー私もそんな上司に出会ってみたい(笑)

145分の長さ、主人公の一生を一人で演じきった岡田准一さん

この映画は145分ととても長いです。でもアッという間でした。
20代から90代までの役を一人で演じるのはとても大変だったことでしょう。
映画館の大きなスクリーンで観てても、本当にその年代の人に見えました。
特に90代のときは、動き方までもが老人っぽく、何も知らずに見たら普通のおじいちゃんに見えると思います。
調べてみたら、3時間もかけて特殊メイクをしたそうな。
物語もですが、こういうところもこの映画の見どころです。

仕事のようにはうまくいかない私生活

仕事では会社を大きくしある意味成功していますが、私生活は順風満帆にはいきません。
鐵造が仕事に没頭している間、愛する妻ユキは一人寂しさに耐えています。子供がいたら寂しさも紛れるだろうとユキは考えましたが、悲しいことに二人の間に子供は授からず、鐵造が長期出張で満州に行っている間に勝手に離婚してしまいます。
でも、それは鐵造が嫌いになったわけではなく、自分と結婚生活を続けていても跡継ぎができないから、鐵造のために身を引くというものでした。
何と奥ゆかしい。もっと鐵造に寂しさを訴えていたら離婚まではならなかったかもしれないけれど、仕事が大変な鐵造には言いだせなかったのでしょうね。
それに鐵造に伝えたとしても、あの性格だからユキと向き合うのは難しかったかもしれません。
映画の冒頭、奥さんと子供3人が鐵造を迎えるシーンがあるのですが、奥さんがほとんど出てこず、こちらとしては綾瀬はるかさんが妻役を演じていると知っているのに、変だなあと思ったんですよね。
ユキは離婚後、実家に戻りその生涯を独り身で終えますが、鐵造のことが忘れられず鐵造の写真記事をスクラップして姪っ子に鐵造のことを楽しそうに話していたそうです。そんな純愛がステキです。

最後に

鐵造が資金を提供してくれた資産家から「仕事はなければ作るもの」と言われた言葉と、敗戦後すぐに社員に向かって「愚痴を言うな」と言った言葉が印象的でした。
どちらも頭でわかってはいるけど、ついつい楽はしたいし何かあれば愚痴ってしまう・・・
自分への戒めとして心に刻みました。

いい映画でした。日本映画頑張ってますね~~

応援してもらえると泣いて喜びます。

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