香港は湾岸都市であるため、近隣にある諸島や、マカオ、中国本土といった各地にフェリーで行き来することができます。
さらに、香港の北側にある九龍半島と、香港の南側にある香港島もフェリーで行き来できます。
香港MTRも香港の北側と南側を結んでいますが、せっかくなのでフェリーを楽しんできました。
香港の九龍半島側には、尖沙咀にあるフェリー乗り場1カ所しかありませんが、香港島側には、中環駅付近と湾仔駅付近の2ヵ所にフェリー乗り場があります。
香港島側にある2ヵ所のフェリー乗り場までの場所や行き方、料金(最新版)等について詳しく紹介します。
香港のフェリー会社 スターフェリーとは
上記で説明した香港の北側にある九龍半島と、香港の南側にある香港島を結んでいるフェリー会社はスターフェリーという会社です。
香港のフェリー会社であるスターフェリーの正式名称は、天星小輪有限公司。
運行が開始されたのは1888年で、第二次世界大戦中は44ヵ月間運行を停止したり、イギリス植民地時代の1966年には、運賃を5セントから10セントに値上げしたことで、香港住民から反対デモが起き、当時の交通が麻痺したこともあるほど、香港に深く関わっている交通機関の一つです。
自動車トンネルや香港MTRの出現により、乗降客数が減ることになったものの、重要な観光資源の一つとして、また香港市民の足として、今も活躍中の会社だということです。
上記はWikipediaを要約しました。
香港のフェリー 運行ルート
香港のフェリーの運行ルートは、以下の通りです。
緑丸が九龍半島尖沙咀にある乗り場、青丸が香港島湾仔駅付近の乗り場、赤丸が中環駅付近の乗り場です。
ちなみに湾仔駅は青四角、中環駅は赤四角です。
上図で見ておわかり頂けると思いますが、中環駅付近⇔九龍半島尖沙咀よりも、湾仔駅付近⇔九龍半島尖沙咀の方が少し距離が長いです。
ということは、観光客目線で考えますと、湾仔駅付近⇔九龍半島尖沙咀のフェリーに乗船した方が、香港のフェリーを楽しめるということになります。
香港のフェリー 運行時間
湾仔駅付近⇔九龍半島尖沙咀の運行時間
灣仔駅付近←九龍半島尖沙咀:7:20(日・祝日7:30)~22:50
灣仔駅付近→九龍半島尖沙咀:7:30~23:00
間隔:8~20分
所要時間:約7分
中環駅付近⇔九龍半島尖沙咀の運行時間
中環駅付近⇔九龍半島尖沙咀:いずれも6:30~23:30
間隔:6~12分
所要時間:約6分
どちらも朝早くから夜遅くまで運行されており、香港市民の生活に溶け込んでいるなという印象です。
ただ、運行間隔が最長では20分もありますので、そこは注意が必要です。
香港のフェリー 乗船料金
香港のフェリーは、中環駅付近⇔九龍半島尖沙咀のみですが、トラムと同じように2階建てになってます。
上層・下層と呼び、それぞれで料金が異なります。
尚、湾仔駅付近⇔九龍半島尖沙咀は上層のみになります。
上層
月~金:大人2.7ドル/子供1.6ドル
土日祝:大人3.7ドル/子供2.2ドル
下層(中環駅付近⇔九龍間のみ)
月~金:大人2.2ドル/子供1.5ドル
土日祝:大人3.1ドル/子供2.1ドル
ここで注意!
2017年7月から値上がりしています。
古い情報も多く出回っていますので注意なさってください。
上記料金はスターフェリーの公式サイトを参照してますので、間違いはありません。
また、実際に私が2017年12月に乗船したときの料金表を載せておきます。
支払いは現金でトークンというチケットを購入するか、オクトパスカードのどちらかになります。
香港のフェリー 湾仔駅付近乗り場の場所と行き方
湾仔駅付近乗り場の場所
Googlemapで見ますと以下の場所になります。
湾仔駅付近乗り場への行き方
とにかく湾仔駅から北の方へ向かって歩いてください。
すると、途中で高架になってるエスカレーターや階段があるので、上へ行ってひたすら北へ向かって歩きます。
高架は数本あって、Googlemapでは細い線で、青と緑の間のような色で表示されています。
ちなみに高架へ上るエスカレーターはこんな感じです。
私は人の流れに沿って歩いていたら、中環廣場というところに来ていました。
段々と香港ならではの夜景が見えてきて、異国にいることを実感しながら歩いてました。
すると、香港のフェリー乗り場の案内が出てきました。
ここまで来ればもう安心ですね。
案内通りに歩いていけばいいだけです。
ようやく香港のフェリーに乗れますよ~
香港のフェリー 中環駅付近乗り場の場所と行き方
さきほどは湾仔駅付近からの乗り場でしたが、次は中環駅付近からの乗り場案内です。
中環駅付近乗り場の場所
Googlemapで見ますと以下の場所になります。
中環駅付近乗り場への行き方
中環駅の近くには、香港のフェリー乗り場までの案内があったので、行きやすかったです。
このアルマーニの近くにある、
階段を上ります。
ちなみに、アルマーニの場所は、Googlemapで見ますと以下のところになります。
道を挟んだ向かい側に、細い線で、青と緑の間のような色な物がありますが、それが湾仔駅付近の乗り場でも説明した高架になります。
しばらく歩きますと、香港のフェリーの案内が出てきました。
高架はこんな感じ。
なんだか近代的な印象で格好いいです。
そして、信号に左右されないので楽でいいですね。
香港島はこのように高架でずっと繋がっているので、あちこち歩きやすかったです。
IFCモールの横を通り過ぎて行きます。
九龍半島尖沙咀行きはpier7からです。
香港島のビル群。これぞ香港って感じですね。
曇ってるのが少し残念。
右手には大きな観覧車。
朝早いからか、まだ動いてないようでした。
中環駅付近のフェリー乗り場が見えてきました。
間違いなく九龍半島尖沙咀行き乗り場です。
スタバとジューススタンドがありましたので、時間潰しができますね。
以上が、香港島側にある2ヵ所のフェリー乗り場までの行き方や料金についての説明となります。
フェリーに乗ると意味もなく旅行気分が高まります。
ただ、香港島のフェリー乗り場は2ヵ所共、行くまでが結構遠いなと思いました。
逆に九龍半島尖沙咀側は、フェリーを降りたら、すぐに香港の繁華街である尖沙咀に行けるので、その点は便利でしたね。
香港の重要な観光資源になってるだけあって、特に夜は観光客の乗船率が高かったです。
せっかくなので、香港に行かれたときは、香港のフェリーに乗って楽しみましょう。
香港のもう一つの名物乗り物トラムについては下記をご覧ください(^^)
応援してもらえると泣いて喜びます。
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